iF DESIGN AWARD(アイエフデザインアワード)は、ドイツ・ハノーバーを拠点とした世界的に最も権威のあるデザイン賞のひとつ。 優れたデザインの証として国際的に認知されているデザイン賞です。
KITOTEの障子は良質な天然木と職人の伝統技術。
そこに和室という垣根を越えた最高のインテリアになるべくデザインを追及して参りました。
iF DESIGN AWARDの受賞により、国際的なデザインとして認めて頂けたことを嬉しく思います。
また、3/10にミュンヘンで開かれました受賞式への参加と共に、ドイツにおける住宅の今を感じてまいりましたので、紹介させて頂きます。
室内ドアや、何十年も前からある街の教会のドアを見て、そのクオリティーの高さに驚きました。
さすがはマイスターの国、同行した職人も刺激を受けて帰ってきました。
また、世界有数の厳しい性能基準があるドイツの住宅を、展示場で体感してきました。
日本の住宅との圧倒的な違いは、「サッシの性能」「断熱材の性能」「熱交換換気システム」です。
ガス入りトリプルガラスの木製サッシや樹脂サッシ。
木質繊維断熱材や木片を充填した厚さ240~300㎜ある断熱性能の高い壁。
一般住宅のものとは思えない、大型の全熱交換換気システム、発電状況を示すパネル。
外はまだ5度くらいでコートを着ているのに、室内はエアコンなしで20度以上。湿度も心地良い。
日本では、遅ればせながらZEHの標準化に向けて動き始めていますが、ecoへの取組みや温熱環境において、欧米から何十年も遅れているという現状に、改めてショックを受けました。
これから目指す「質の高い」住宅において、今後、弊社がいかに貢献できるかを考えてモノづくりを進めていきたいと思います。
iF DESIGN AWARD