「スリムライン」では、組子を美しく見せることを追求し、
一般的な障子で使用される、8㎜よりも細い6㎜の組子を使用しています。
繊細な組子の技法を生かした障子が、空間を彩ります。
縦横の木材を十字に組まずに途中で切り、角をつくる技法を「トメ(留め)」と呼びます。従来の障子のイメージにとらわれない、自由なデザインが印象的です。
木材を漢字の「井」の字に組む技法を「イゲタ(井桁)」と呼びます。古くからある技法を使った、規則的なイゲタの模様が浮かびあがる、現代的で美しいデザインです。
「キリコ(切子)」は、組子を框や桟と接合させずに途中で切り、組子が抜ける部分をつくる技法です。障子の面に濃淡が生まれ、空間に心地よいリズムをつくります。
組子を途中で切るキリコの技法を応用したデザインで、
大胆な柄が光と影を演出し、空間のアクセントとなります。
組子の間隔に変化をつけることで、
木材によるグラデーションが現れます。
正面だけでなく、左右からの陰影の美しさも印象的です。
組子を斜めに組む技法を用いたデザインの障子です。
垂直に材を組む以上に、職人の高い技術を必要とし、確かな技で仕上げたシャープなラインが、空間に清廉な印象をつくります。
左右の障子の柄が異なる障子です。
ダイナミックで華やかなデザインが空間に動きをつくります。